自己紹介

川北 輝 (かわきた てる)

松山東雲短期大学 現代ビジネス学科 助教

経歴 (2023年度)

川北 輝: 1998年生まれ。広島県出身。松山東雲短期大学 現代ビジネス学科 助教。臨床心理修士 (専門職)。公認心理師。研究活動を通じて、SDGsの『すべての人に健康と福祉を』、『質の高い教育をみんなに』に取り組む。

広島のお好み焼きが大好きで、広島に帰ったときは必ずお好み焼きを食べに行きます! (愛媛のお好み焼きも、とても美味しい!) 情報系、デザイン系、心理系などの学際的な領域で研究をしています。

社会課題と研究について

テクノロジーを用いた支援研究UI/UXデザインの研究をしています。前者の研究のうち、メンタルヘルス支援に関する内容を少しご紹介させてください。先に社会活動等をご覧になりたい方は、そのまま下に読み進めていただけると幸いです。

・アバター (エージェント) を活用したメンタルヘルス支援研究

皆さんは悩みがあるとき、誰に相談したいですか? おそらく、家族や友人に相談したいという人が多いと思います。一方で、性に関する話題や重い失敗経験など、センシティブな情報になるほど、仲の良い人に相談することに抵抗感がある方もいると思います。

そのようなとき、相談相手がAI (人工知能) だったらどうでしょうか。中には「AIに相談するなんて…」という人もいるかもしれませんが、「AIだったら気楽に話せるかも」と感じるのではないでしょうか。

最近では、メンタルヘルス支援アプリやデジタル治療など、心理支援にテクノロジーが用いられる機会が増えてきました。AI (人工知能) に悩みを相談することが一般的になる日も近いかもしれません。私は研究を通じて、悩みを抱えた人がアバター (エージェント) に相談するという選択肢を創ろうとしています。この選択肢ができれば、悩みを抱えた人が「いつでも」、「どこでも」、「気軽に」、相談できるため、より心の健康が保持・増進される世界になると考えています。※ 非常に深刻な悩みの場合は、心の専門家に相談すべきです。

アバターの中身がAI (コンピューターが制御している) ならば、相談者は「気軽」に悩みを打ち明けられると思います。しかし、AIであるがゆえに、誤った言動をしないか、万が一にでも情報が漏れることがないかといったことを慎重に検討しなければなりません。

それゆえ、現状はアバターの中身が「専門資格を持ち、熟練した心理師 (士)」であることが望ましいと思います。アバターであるため、心理師と相談者の両者がジェスチャーなどの非言語情報をフィードバックできることも利点の一つです。ただ、AIと違って、中の人が24時間対応できるわけではないため、相談者が「いつでも」相談できなくなります。

また、アバターの「中身 (人かAIか)」もさることながら、ユーザインタフェースとしてのデザインも大切です。現在は様々な観点から、アバターを活用したメンタルヘルス支援研究を進めています。

研究領域: 「感性工学」、「感性情報学」、「デザイン学」、「心理学」、「ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI)」、「メディアアート」


研究キーワード

アバター、エージェント、メタバース、バーチャルリアリティ、感性工学、生成AI、メディアアート、デザイン、社会心理学、SDGs、メンタルヘルス

論文・学会発表等

研究業績ページをご覧ください。

学位

修士・専門職学位 (Master’s degree)

臨床心理修士 (専門職) (2022年3月 広島国際大学)

学士 (Bachelor’s degree)

心理学 (2020年3月 広島国際大学)

所属学協会

情報処理学会、IEEE、日本心理学会、日本感性工学会、日本バーチャルリアリティ学会

所持資格

情報系
  • ディープラーニングG検定 (JDLA Deep Learning for GENERAL 2023#2) (2023年5月): 一般社団法人 日本ディープラーニング協会認定
  • バーチャルリアリティ技術者 (2021年8月): 日本バーチャルリアリティリアリティ学会認定
  • ITパスポート試験 (2021年1月): 経済産業大臣交付
心理系
  • 公認心理師 (2022年11月): 一般財団法人日本心理研修センター
  • 心理学検定特1級 (2021年10月): 一般社団法人日本心理学諸学会連合認定
  • 日本心理学会認定心理士 (心理調査) (2020年6月): 公益社団法人日本心理学会認定
  • 日本心理学会認定心理士 (2020年6月): 公益社団法人日本心理学会認定
  • 大学認定睡眠改善インストラクター (2019年10月): 一般社団法人日本睡眠改善協議会認定 (有効期限: 認定日から5年間)
デザイン系
  • 2級カラーコーディネーター (カラーコーディネーター検定試験2級) (2018年12月): 東京商工会議所認定
  • 2級色彩コーディネーター (文部科学省後援 色彩検定2級) (2018年12月): 公益社団法人色彩検定協会認定
その他
  • 食生活アドバイザー2級 (2022年7月): 一般社団法人 FLAネットワーク協会認定
  • 医薬品登録販売者試験 合格 (2021年12月): 令和3年11月施行の広島県登録販売者試験
  • 医療情報基礎知識検定試験 (2021年6月): 一般社団法人日本医療情報学会認定
  • 実務技能検定協会サービス接遇検定 準1級 (2018年11月): 公益財団法人実務技能検定協会認定 
  • 普通自動車第一種運転免許 / 普通自動二輪車免許

所属学会及び社会における主な活動等

※ 一部のみ記載しています。その他はお手数ですが、リサーチマップの「社会貢献活動」欄をご覧ください。

2023年10月情報処理学会 会員 (現在に至る)
2023年7月メタバースを探索しよう: 愛媛県立新居浜東高等学校 (令和5年度「ソーシャルチャレンジfor High school 事業」地域の問題解決プロジェクト学習会) 講師
2023年5月新田高等学校「探究学習 (総合的な探究の時間)」講師 (現在に至る)
2023年4月第4回SDGs「誰ひとり取り残さない」作文・小論文 / クリエイティブ コンテスト 実行委員 (NGO法人 野毛坂グローカル) (現在に至る)
2022年10月IEEE (Institute of Electrical and Electronics Engineers) 会員 (現在に至る)
2022年10月SDGs AICHI EXPO 2022でSDGsに関するポスター発表、睡眠改善アドバイス、食生活改善アドバイスなどを実施 (10月6日-10月8日まで)
2022年8月のみSDGsパートナー (能美市役所) (2023年3月まで)
2022年5月令和4年度 石川未来プロジェクトメンバー (大学コンソーシアム石川) (2023年3月まで)
2022年4月SDGsと心の健康 (ワークショップ)
2022年4月第3回SDGs「誰ひとり取り残さない」小論文コンテスト実行委員 (NGO法人 野毛坂グローカル) (2023年3月まで)
2021年5月日本心理学会 会員 (現在に至る)
2021年5月日本感性工学会 会員 (現在に至る)
2020年5月日本バーチャルリアリティ学会 会員 (現在に至る)

受賞歴

2023年

  • にいがたデジコングランプリ2023 XRコンテンツ部門 奨励賞 (にいがたデジタルコンテンツ推進協議会): 川北 輝
  • IEEE Manga Story Contest Best Manga Story Award (1st Prize) Present in 2023 (IEEE): Arisa Matsuo & Teru Kawakita
  • 私のいしかわ暮らし投稿キャンペーン2022【風景】部門 入賞 (いしかわ「第二のふるさと」推進実行委員会 (石川県地域振興課内) / 株式会社カラフルカンパニー): 川北 輝

2022年

  • 明治大学文学部第十四回読書感想文コンクール 優秀賞 (明治大学文学部): 川北 輝
  • IEEE Manga Plot Contest Honorable Mention Present in 2022 (IEEE): Teru Kawakita
  • 第五回 めがねよ、ありがとう作文 優秀賞 (めがねフェス実行委員会): 川北 輝

2021年

  • 第2回 松下幸之助杯スピーチコンテスト 奨励賞 (松下幸之助記念志財団): 川北 輝
  • 第23回 日本感性工学会大会 優秀発表賞 (日本感性工学会): 川北 輝
  • 第18回 日台文化交流 青少年スカラシップ2021 奨励賞 (産経新聞社, 台北駐日経済文化代表処): 川北 輝
  • 第21回 理工系学生科学技術論文コンクール 入賞 (日刊工業新聞社): 川北 輝

2020年

  • 2020年度川柳コンテスト 優等賞 (広島国際大学): 川北 輝
  • 卒業研究優秀発表賞 (広島国際大学): 川北 輝
  • 早期卒業学業優等賞 (広島国際大学): 川北 輝

SDGs活動

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